この記事の監修 山本 貴大 / ケンテク編集長

150社以上のマーケティング/コンサルティング支援実績。認定支援機関と連携した補助金計画書の作成支援も手がける。

建設業の勤怠管理が難しい3つの理由

建設業の勤怠管理は、オフィスワークとは根本的に異なります。

1. 現場直行直帰が基本 事務所に出社せず、自宅から直接現場に向かうケースが大半。タイムカードが使えません。

2. 現場が日々変わる 今日はA現場、明日はB現場。現場ごとの労働時間を正確に記録する必要があります。

3. 天候による変動が大きい 雨天中止、猛暑日の作業時間短縮など、予定通りに勤務できない日が多い。

これらの課題を解決するには、GPS打刻に対応したクラウド勤怠管理アプリが必須です。

建設業の勤怠管理アプリに必要な機能

機能重要度理由
GPS打刻必須現場直行直帰でも正確な出退勤記録
スマホ対応必須現場でPCは使えない
現場別の勤務時間集計必須工事原価の按分に必要
残業アラート必須2024年問題(月45時間上限)への対応
36協定チェック法令遵守の自動監視
日報連携勤怠と日報を一元管理
給与ソフト連携集計データの自動連携で経理の手間を削減
シフト管理複数現場の人員配置
有給管理有給取得率の管理・促進

建設業向け勤怠管理アプリ6選 — 機能・料金比較

1. KING OF TIME

項目内容
月額料金300円/人
GPS打刻対応
特徴国内シェアNo.1の勤怠管理。打刻方法が20種類以上。建設業の導入実績も豊富
建設業向けポイントGPS打刻+顔認証で不正防止。現場別の労働時間レポート。36協定超過アラート
IT導入補助金対応
向いている企業従業員30名以上。複数現場を管理する中堅建設会社

2. ジョブカン勤怠管理

項目内容
月額料金200円/人(機能により変動)
GPS打刻対応
特徴勤怠管理・労務管理・給与計算・経費精算を一体で提供。導入企業20万社以上
建設業向けポイントスマホで簡単打刻。シフト管理が充実。給与計算まで一気通貫
IT導入補助金対応
向いている企業10〜50名規模。勤怠と給与を一緒に管理したい会社

3. Touch On Time

項目内容
月額料金300円/人
GPS打刻対応
特徴独自のタイムレコーダー端末あり。不正打刻防止に強み
建設業向けポイントGPS打刻+顔認証で「なりすまし打刻」を防止。現場事務所に端末設置も可能
IT導入補助金対応
向いている企業作業員の人数が多く、不正打刻を防止したい会社

4. HRMOS勤怠

項目内容
月額料金無料〜(30名以下は無料プランあり)
GPS打刻対応
特徴ビズリーチ運営。30名以下は無料で使える。シンプルで導入しやすい
建設業向けポイント小規模建設会社はまず無料で試せる。Slack・LINE連携で打刻漏れ防止
IT導入補助金要確認
向いている企業10名以下の小規模建設会社。まず無料で始めたい会社

5. マネーフォワード クラウド勤怠

項目内容
月額料金300円/人(バンドルプランの場合は変動)
GPS打刻対応
特徴会計・経費・給与・勤怠を一体で提供。バックオフィス全体のDXに最適
建設業向けポイントマネーフォワード会計を使っている建設会社なら、勤怠データが自動連携
IT導入補助金対応
向いている企業マネーフォワード会計を既に利用中、またはバックオフィス全体をDX化したい会社

6. 勤CON管

項目内容
月額料金要問合せ
GPS打刻対応
特徴建設業に完全特化した勤怠管理。あさかわシステムズが開発
建設業向けポイント現場ごとの労務費配賦が自動。建設業の36協定に完全対応。作業日報との連携
IT導入補助金対応
向いている企業50名以上の中堅〜大手。建設業特有の要件(現場別原価配賦等)が必要な会社

比較一覧表

アプリ月額/人GPS打刻日報連携給与連携補助金向いている規模
KING OF TIME300円対応別途対応対応30名〜
ジョブカン200円〜対応別途一体型対応10〜50名
Touch On Time300円対応別途対応対応30名〜
HRMOS勤怠無料〜対応別途別途要確認〜30名
MFクラウド勤怠300円〜対応別途一体型対応10〜50名
勤CON管要問合せ対応一体型対応対応50名〜

自社に合ったアプリの選び方

従業員10名以下の小規模建設会社

おすすめ: HRMOS勤怠(無料プラン)

まず無料で勤怠のデジタル化を始める。30名以下なら無料で基本機能が使えるので、リスクゼロで導入できます。

従業員10〜50名の中小建設会社

おすすめ: ジョブカン or マネーフォワード クラウド勤怠

  • 既にマネーフォワード会計を使っている → マネーフォワード一択
  • バックオフィスをこれからDX化する → ジョブカン(コスパ最強)
  • IT導入補助金を使って導入する → どちらも対応

従業員50名以上の中堅建設会社

おすすめ: KING OF TIME or 勤CON管

  • 汎用的な勤怠管理 → KING OF TIME(シェアNo.1の安心感)
  • 建設業特化の要件がある(現場別原価配賦等) → 勤CON管

デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)で勤怠管理アプリを導入する

勤怠管理アプリの導入にはデジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)が使えます(※最新の登録状況は公式サイトでご確認ください)。

補助率・補助額は年度により変更の可能性があります。2026年度の公募スケジュールは公式サイトでご確認ください。

詳しくは「建設業のIT導入補助金活用ガイド」をご覧ください。

まとめ

建設業の勤怠管理は「GPS打刻 × 現場別集計 × 残業アラート」の3つが揃っているアプリを選ぶことが鍵です。2024年問題への対応としても、クラウド勤怠管理の導入は待ったなしです。

まずは無料のHRMOS勤怠で試すか、IT導入補助金を使って本格的なツールを導入するか。自社の規模と予算に合わせて選んでみてください。

参考情報

よくある質問

建設業でGPS打刻ができる勤怠管理アプリはどれですか?
本記事で紹介している6製品(KING OF TIME、ジョブカン、Touch On Time、HRMOS勤怠、マネーフォワードクラウド勤怠、勤CON管)はすべてGPS打刻に対応しています。
建設業の勤怠管理アプリの費用はどのくらいですか?
月額200円/人(ジョブカン)〜300円/人(KING OF TIME等)が相場です。HRMOS勤怠は30名以下なら無料プランがあります。デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)を使えば導入費用の一部が補助されます。
現場直行直帰でも勤怠管理できますか?
はい。GPS打刻機能を使えば、事務所に出社しなくても現場からスマホで出退勤を記録できます。現場の位置情報も自動で記録されるため、どの現場で何時間働いたかも把握できます。
2024年問題(残業上限規制)に対応した勤怠管理アプリはありますか?
紹介している6製品はいずれも残業アラート機能を搭載しています。特にKING OF TIMEと勤CON管は36協定の超過チェック機能が充実しており、月45時間・年360時間の上限管理が自動化できます。
小規模(10名以下)の建設会社にはどのアプリがおすすめですか?
HRMOS勤怠の無料プランがおすすめです。30名以下なら基本機能が無料で使えるため、リスクゼロで勤怠のデジタル化を始められます。
勤怠管理アプリはデジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)の対象ですか?
はい。KING OF TIME、ジョブカン、Touch On Time、マネーフォワードクラウド勤怠、勤CON管は補助金の対象です(※最新の登録状況は公式サイトでご確認ください)。補助率は年度により変更の可能性があります。
現場ごとの労働時間を分けて集計できますか?
勤CON管は建設業特化で、現場ごとの労務費配賦が自動化できます。KING OF TIMEも現場別のレポート機能があります。他のアプリでもGPSデータから現場別の労働時間を確認できます。
給与計算ソフトと連携できますか?
ジョブカンとマネーフォワードクラウド勤怠は自社の給与計算サービスと一体型で連携がスムーズです。KING OF TIME、Touch On Time、勤CON管は外部の給与ソフトとCSV連携が可能です。

あわせて読みたい:

採用・DXのお悩み、無料で相談できます

150社以上の支援実績を持つコンサルタントが、御社の課題に合わせた解決策をご提案。

無料で相談する